風邪をひいて感じた「普通」や「常識」の重さ
先週風邪を引いてしまいました。久々に都会へ出た際、少し体に違和感を感じました。が、せっかくなので大きな書店へ行き本を買ったり、カラオケでストレス発散したり、内向型の自分としては、かなり行動的な休日を過ごしました。
カラオケをしている最中から、「あれ?」と思ったのですが、見事不安は的中。翌日はさらに体がだるくなり、ついには仕事を休むことになりました。私は異動したばかりということもあり、全く戦力になっていないので、会社にいてもいなくてもそんなに変わりません。ただ私も一社会人として、急に休んでしまい申し訳ないという気持ちも当然ありました。
結局4日間も仕事を休むことになりました。
当たり前ですが、休む理由は「風邪を引いてしまった」ため、そして「周りの人に風邪をうつさない」ため、です。中には風邪に罹っても、薬を飲んで気合いで仕事をする人もいますが、先の私の場合「仕事へ行っても全く集中できそうにない」と思ったのも理由のひとつです。
上記理由を考えると、別にしんどければ4日間休むのは仕方がないことかと思います。例えば後輩社員が風邪を引いているにも関わらず、無理して出勤してきた場合、おそらく「早く帰りなさい」と伝えます。
が、病に伏していても、日本人には幼少期から刷り込まれている「普通」や「常識」が重く伸し掛かってくることを感じました。
だいたい風邪をひいたら何日ぐらい休むべきなのか?
あんまり休み過ぎると仮病と思われるのではないか?
みんな何日ぐらいで出勤するのだろうか?
みんな何日休むの?
等々、考えても全く意味のないことばかりが心に浮かびました。おそらく体が病んでいると心も少し病んでくるのもあると思います。
今はウェブという便利なものがあるので、
「風邪 休む 4日間」
とか
「風邪 何日 休むべき」と何度もググってみたりしました。
いや、ググる前に寝とけ、と今なら思いますが、いったい全体どれだけメンタルが弱いんでしょうか。子どもの頃と比べると、少しずつ周りの目を気にせずに生活できていると感じていたのですが、どうやらまだまだチキンなようです。