ぴろ式

31歳、普通のおじさんのブログ

関空内に孤立した人々を救出する方法を予測してみる。


滑走路が冠水の関空 コンビニでは人々が行列(18/09/04)

 

おそらく空港関係者も、これほどの被害が出るとは予想していなかったはず。台風が直撃しても、電車運行休止、航空便ほぼ欠航、道路通行止めor通行車両の速度制限で済むと思っていたのではないでしょうか。

 

復旧よりなにより、優先すべきは

「孤立している人々の救助」ではないでしょうか。

では、どのように救助するのか。少し考えてみたいと思います。

 

1、片側の道路を開放してバスで輸送

映像で見る限り、道路に被害があるのは空港へ向かう側のみ。もちろん安全点検は必須ですが、対岸へ向かう側の道路を一時的にでも開放し、バスでピストン輸送するのが一番現実的ではないでしょうか。大型バスはだいたい50名乗りなので、

3,000人÷50人=60往復

バスを10台用意できれば、それぞれ6往復でひとまず利用客は全員脱出はできる計算になります。と、簡単に書きましたが、橋の安全点検から乗客の誘導、バスの確保に道路内の誘導、対岸の安全状況の確認やそれぞれの利用客の目的地へのアクセス確保など、素人が考えるだけでも、山のように課題はあります。

 

2、船で輸送

関空は普段より高速船を運航しており、神戸空港とを片道30分で行き来できるようにしています。もちろん本日は運休していますが、その港と船を使い、利用客を輸送します。船の定員を200名(適当)だと仮定すると、

3,000人÷200人=15往復

おそらく船は1艘しかない(未確認)ので、15往復で全員脱出できる計算になります。こちらは普段から運営しているので、天候が回復すればそれほど難しそうではなさそうですが、大阪港(神戸港?)からコンテナが流出したという報道もあり、やはり海上の安全点検は必須でしょう。おそらく船のみでの輸送というよりは、バス+船での輸送が現実的ですかね。

 

3、B滑走路から飛行機で輸送

関空には2つの滑走路があり、今回冠水してしまったのは1期空港島にあるA滑走路。関空が開港した頃からある滑走路です。2期空港島にあるB滑走路は無事のようなので、そちらから飛行機を使って救出します。こちらは実現可能性の低い妄想レベルの話になりますが、一番小さいタイプの旅客機(RJ機を除く)のB737A320で輸送すると仮定すると、一度に運べる乗客は180人程度。

3,000人÷180人≒17往復

関空は飛行機を持っていないので、民間の航空会社との連携が必要になりますし、どこの空港へ運ぶのかという問題もあります。関空の計器関係も不具合が予想されるので、これが実現できる頃には、バスか船で皆脱出できている可能性が高いですね。空港という場所だけに、例えば自衛隊海上保安庁の航空機で輸送なんていうのも、おそらく候補のひとつとしては挙がるのかもですけど。

 

以上救出方法の候補を素人が予測してみましたが、普通に考えてバスでの輸送でしょうね。なによりも取り残されている人たちの無事と、現在不眠不休で対応している関空職員およびインフラ関係者には、くれぐれも二次災害等起こりませんように祈ります。